きょうの為替:構造的円売りの現状とドル円予想レンジ
ドル円予想レンジ
本日のドル円予想レンジは、156.60円から157.30円です。
注目ポイント:構造的円売りの現状
山田さんにお話を伺いました。注目すべきポイントは「構造的な円売り」です。これには二つの主要な要因があります。
1. 日本企業による対外投資
日本企業は、海外市場への投資を積極的に進めています。これは国内の低成長や低金利環境を背景に、より高いリターンを求めているためです。この対外投資が、円を売って外貨を買う動きとなり、円安の一因となっています。
2. 個人投資家の外国株投資
個人投資家もまた、外国株投資に積極的です。山田さんは「海外株ファンドへの累積資金流入額の推計は今年は2倍以上のペースで増加している」と述べています。これもまた、円を売って外貨を買う動きに寄与しており、構造的な円売りの背景となっています。