高騰する不動産と管理コストの苦悩
物価高や円安の影響を受けて、日本のマンション市場が大きな変化を迎えています。
そして、その影響はマンションの価格だけにとどまりません！実際、東京都心の新築マンションが10年で約1300万円も値上がりしたという報道もある中、管理費や維持費の高騰も同様に進行中です。
特にこの現象を肌で感じているのが、マンションの管理組合の皆さんです。
高騰するコストに頭を悩ませている姿が目に浮かびますよね。
郵送費用の悩み
最近では、郵便料金の値上げもこの波に拍車をかけています。
東京都内のある800戸のタワーマンションでは、遠方に住むオーナーが多いため、議案書などを送付するための郵送費用がひと月に30万円を超えることもあるそうです！一回の総会にこれだけの費用がかかるとは、まさに驚きです。
デジタル化が進んでいる中で、アナログ世代の方々のために紙での送付も行わなければならず、管理組合は今まさに板挟みの状況に置かれています。
保険料の増加も痛手
さらに、自然災害の影響で保険料が高騰しているため、マンションの共用部の保険料も増加しているのです。
なんと、全国平均で13.0％も値上がりしているというデータがあります。
特に古いマンションでは、水漏れなどの事故が多く報告されており、保険金の請求が頻発しているため、保険料も大きく跳ね上がる状況です。
更新時には、保険料が2倍近くになることもあるため、マンションの管理人は頭を抱える日々が続いています。
住人の不安と管理会社の奮闘
住人の中には、物価の高騰や管理費の値上がりに不安を感じる方も多くいるようです。
それでも、管理会社はこの状況を何とか乗り越えようと、デジタル化を進める一方で、住人からの要望にも対応し続けなければなりません。
これからますます、多様化する住人のニーズに対して、どのように応えていくのかが問われる時代になってきていますね。
私たちも、自身の住環境について考える良い機会かもしれません。
