30歳で7000万円のFIREを達成した投資家の学生時代
幼少期の経験が育んだ興味
穂高唯希氏の学生時代は、決して順風満帆ではありませんでした。
幼少期に父を亡くし、裕福ではない家庭環境に育ってきましたが、そんな中でも母は様々な経験を与えてくれました。
しかし、周囲には裕福な友人が多く、自然と「もう少しお金があったらなぁ」という思いが芽生えていたようです。
その思いが、彼の投資の世界への興味のきっかけとなります。
初めての資産運用の気づき
14歳のとき、母との会話から「昔は銀行の普通預金でも金利が7%くらいあった」という言葉を聞き、大きな衝撃を受けました。
今の低金利と比べ、その当時の金利に驚くことで「お金の運用」や「為替」という世界に興味を持つようになります。
アメリカの金利を調べ、自分なりに為替や政策金利の変動を研究するようになったのです。
こうして彼の投資家としての第一歩が始まりました。
ゲームと学業の両立
しかし、穂高氏はお金のことを考えるだけの人ではありません。
中学・高校時代にはオンラインゲーム「ファイナルファンタジーⅪ(FFⅪ)」に没頭し、3年間で延べ365時間もプレイしていました!ゲームの世界で名を馳せる一方で、学業は急降下。
夜はゲーム、昼間は授業中のウトウトという生活が続きました。
こんな生活を続けていては、学業に関心を持つことができなかったのも無理はありません。
予想外の合格と学生生活
ところが、見かねた母の勧めで、東京の大学受験を決意。
まさかという思いで受験した慶応義塾大学に、なんと合格してしまいます!初めのうちはゲーム三昧の生活を続けていましたが、大学生活も徐々に「お金を稼ぐ」ことの重要性に気づかせる場となります。
そして、慶応大在籍中にFXに夢中になっていくことになるのです。
FIRE達成までの道のり
穂高氏の人生は、大学を卒業した後に一流企業に就職するも、初日に「絶望を覚え」、FIREを目指す決意を固めました。
友人や家族にその意志を宣言し、着実に目標に向かって進んでいった結果、30歳という若さで7000万円の資産を築くに至ったのです。
元三菱サラリーマンの彼が守った投資のルールや注目する投資セクターについては、続きで詳しく見ていきたいと思います。