公認会計士日根野健さんの3ステップ投資法
株式投資の魅力とは?
皆さん、株式投資の魅力について考えたことはありますか?公認会計士の日根野健さんが語るように、株式投資の真の魅力は「生きた企業に参加できる」ことにあります。
企業が成長すれば自分の資産も増え、逆に企業が傾けばその痛みも肌で感じることになります。
一見、資産を通じて企業活動に参加するというのはとても面白い体験ではないでしょうか。
このように、株式投資を通じて金銭的な喜びと痛みを経験することができるというのは、他の投資方法にはない魅力なのです。
日根野さんの実績と経験
日根野さんは公認会計士としての豊富な経験を活かし、過去20年以上にわたり継続的にリターンを上げてきました。
自身の投資経験から学び取った教訓をもとに、個人投資家向けに投資手法を公開しているのです。
例えば、リーマンショックや東日本大震災が起こった際はリターンがマイナスになったそうですが、それ以外での投資ではプラスを維持しているとのこと。
こうした実績があるからこそ、彼のアドバイスは信頼に足るものとなっています。
3ステップ投資法のポイント
では、日根野さんが提唱する3ステップの投資法について詳しく見ていきましょう。
まずは「よい企業」を見極めること。
次に「株価が妥当か」を調べ、最後に「ポートフォリオを管理する」という流れです。
特に1つ目のステップでは、過去10年間のEPS(1株当たり純利益)の平均成長率が10%を超える企業を選定することが重要です。
長期的に利益を稼ぎ続ける企業は、株価が上がる可能性が高いことを示しています。
この基準を設けることで、より安心して投資する企業を選ぶことができるのです。
株価の評価と適正株価の算出
次に進む2つ目のステップでは、銘柄を選んだ後の「株価の評価」が待っています。
ここで使うのが「1株価値」という指標です。
これを使うことで、現行株価が割高か割安かを判断することが可能になります。
日根野さんはシンプルかつ使い勝手の良い「マルチプル法」をおすすめしています。
具体的には、EPSに業種別P/E比を掛けることで、適正株価が算出されます。
こうすることで、数字をもとに合理的な投資判断が行えるのです。
自分に合った投資スタイルを見つける
最後に、大切なのは自分に合った投資スタイルを確立することです。
日根野さんは「EPSを軸に長期的に株価が上がる企業を探す」というスタイルを提案していますが、これはあくまで一つの参考に過ぎません。
自身の投資信念やスタイルを見つけることが、成功のカギを握るのです。
投資の世界は奥が深いですが、日根野さんのような経験豊富な方のアドバイスに耳を傾けることで、少しずつでも前進できるかもしれませんね。