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ガイアの夜明け 金の回収が深海の藻で実現!海底に眠る新たな資源を探る 金が高騰!令和のゴールドハンター

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ガイアの夜明け:「金が高騰!令和のゴールドハンター ~黄金の国よ再び~」

はじめに:金への注目が再び高まる

株価が大きく揺れる中、投資家たちは安全資産として金に注目しています。過去20年間で金の価格は約10倍に上昇し、世界の株価上昇率を大きく上回っています。宝飾品や地金を扱う「ギンザタナカ」には、開店前から数十人が列を作り、日々の取引も盛況を極めています。しかし、世界中にある金の量は限られており、国際基準でいえば、50メートルプール3杯分にも満たないとされています。

 

 

 

日本の海と街に眠る金資源:ジパングの再来か

実は、日本にはまだ活用されていない世界有数の金資源が眠っています。その場所は、海の中や街の中。四方を海に囲まれた「黄金の国ジパング」の再来を感じさせるこの資源に、再びスポットライトが当たっています。

 

深海ゴールドラッシュへ:藻で金を回収する技術の開発

伊豆諸島・青ヶ島沖の水深700メートルの深海で、世界トップクラスの高濃度の金を含んだ熱水が噴き出していることが判明しました。この「熱水噴出孔」からは、1トンあたり17グラムもの高濃度の金が含まれる岩石が見つかっており、これまでの主要な金鉱山を大きく上回る含有量です。

この金を効率的に回収するために注目されたのが「藻」です。東北地方の温泉地に自生する特殊な「ラン藻」は、金を吸着する性質を持っています。研究者たちは、このラン藻を使ったシートを開発し、深海の熱水噴出孔周辺に設置。回収されたシートからは、1トンあたり20グラムもの金が吸着されていました。この吸着率は、世界の主要金山の鉱石濃度の5倍に達し、新たな金の回収方法として大きな期待が寄せられています。

 

深海の金鉱脈:青ヶ島沖での発見

東京大学の研究チームは、2015年に青ヶ島沖で熱水噴出孔を発見しました。この海域では、数百の熱水噴出孔が確認されており、これらの熱水には金が高濃度で含まれています。通常、熱水噴出孔は水深1000メートル以上の深海に存在しますが、青ヶ島沖の熱水噴出孔は水深700メートルと比較的浅く、金が溶け出しやすい温度条件が揃っているため、高濃度の金が集まる特異な場所とされています。

 

未来の金採取:藻を使った新技術の可能性

現在、海洋研究開発機構JAMSTEC)とIHIが共同で、藻を使った金の回収技術をさらに進化させようとしています。青ヶ島沖の熱水噴出孔だけでなく、温泉や下水など他の環境でもこの技術を応用できる可能性があり、将来的には新たな金の採取方法として期待されています。

 

おわりに:黄金の国ジパングの再来に向けて

日本の深海や温泉には、まだ眠っている大量の金資源が存在します。藻を使った新技術の開発により、この埋もれた資源を掘り起こし、「黄金の国ジパング」の再来が現実となる日が近いかもしれません。技術の進展と共に、再び日本が金の大国として世界に名を轟かせる可能性が見えてきています。

 

 

 

 

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