高配当株で稼ぐために知っておきたいこと
興味深い株トレのアプローチ
投資に興味を持つ多くの方々に向けた新たな書籍『株トレ ファンダメンタルズ編』が登場しました。この本は、株式投資の学習を楽しみながら進められる魅力的な内容です。
著者の窪田真之氏はファンドマネージャーとして25年のキャリアがあり、2000億円を超える運用を行ってきました。
そんな彼が教えてくれるのは、単に数字や理論だけではなく、より実践的で理解しやすい株の世界です。
本書を通じて、投資シミュレーションの感覚を身につけることができるので、これから株式投資を始める方にもぴったりです。
配当性向が教えてくれること
投資をする際に必ず確認しておきたいのが「配当性向」です。これは、企業が純利益の何パーセントを配当として株主に支払うかを示す数字です。
日本の企業の平均配当性向は約30%ですが、これを理解することで投資先の企業が株主にどれだけ還元しているのかを知ることができます。
例えば、O社の配当性向が30%と平均的であるのに対し、P社は98%と非常に高い数字を示しています。
このことから、P社は短期的には魅力的に見えますが、実際にはリスクが高い可能性があることも理解する必要がありますよね。
O社とP社の違い
O社とP社の具体的な比較を通じて、実際にどちらの株を選ぶべきなのか考えてみましょう。O社は業績が安定しており、配当性向も適度であるため、減益のリスクも少なく長期間投資を続けやすいとされています。
一方で、P社は利益を極限まで配当として出しているため、利益が下がるとすぐに配当も下がるという危険性があります。
ここで、株を買うときには配当性向だけでなく、企業の全体的な業績や安定性も考慮することが大切です!
JTの配当方針について
高配当利回り株として知られるJT(日本たばこ産業)も、配当性向を75%に設定しています。このように、企業がどのような配当方針を持ち、株主に対してどれだけ還元しようとしているかを見極めることは、投資判断において非常に重要です。
しかし、配当性向が高すぎる場合、利益が減少すると配当も減る可能性があるという点には十分注意が必要です。
安定的な配当を求める私たち投資家にとって、これらの数字は必ずチェックしておくべきポイントですね。
学びながら楽しむ投資の世界
『株トレ ファンダメンタルズ編』では、企業分析の基本を学びながら、投資判断のレベルをアップさせることができます。特に、配当性向についての知識は、いかに投資判断に影響を与えるかを実感できる内容です。
株式投資の世界は難しそうに感じられる部分もありますが、クイズやシミュレーションを交えながら学ぶことで、自然と知識が身に付きます。
これから株式投資を始めたいと思っている方は、ぜひこの本を手に取って、楽しく学んでみてはいかがでしょうか?