株式市場の「ネガティブサプライズ」とは
2023年の自民党総裁選挙で石破氏が新総裁に選ばれたことで、株式投資家の間での反響は素晴らしく、まさに“ネガティブサプライズ”と呼ぶにふさわしい状況です。
なぜなら、石破新総裁の誕生は「株価の乱高下」をもたらす要因として懸念されているからです。
この記事では、そんな現状を様々な視点から考えていきます。
市場反応の背景にある情勢
先日の総裁選では、高市氏が支持を受けており、その結果、初の女性総理誕生が期待されていました。
しかし、決選投票前に次第に高まった石破氏へのシフトは、株式市場に甚大な影響を与えました。
その日のトレーダーの方々は特に忙しかったようで、テレビでのスポーツ中継やライブ放送を観ながら、リアルタイムでトレードを行う姿は、証券界の一大イベントを物語っていますね。
株価の急上昇からの懸念
総裁選が終わった27日、日経平均はなんと903円も高騰したのですが、この上昇の背景には配当落ち日が関係しています。
通常なら280円下げるはずだったはずが、実質的には1200円近くプラスに転じたのですから驚きです！しかし、これはあくまで高市氏が勝利した場合のシナリオだったため、急に市場環境が変わることへの懸念が高まってしまいました。
為替市場の動向と投資機会
石破新総裁が誕生した直後、為替市場での急激な円高も注目されるポイントです。
ドル／円相場が145円から143円を割り込む急落は、市場の期待が大きく裏切られた結果とも言えるでしょう。
この動きは、株式市場にも影響を及ぼし、先物市場では一気に売り一色に染まったのが印象的でしたね。
果たして、そこでどれほどの投資機会が生まれるのでしょうか。
今後の動向とこれからの投資戦略
過去の経験則から「選挙は買い」というアノマリーが存在しますが、やはり政治的な不透明要因は外国人投資家にとってのリスク要因になりかねません。
そして、10月は日米両国での決算発表があるため、良い業績を上げる企業の株が素直に買われる展開が待ち受けているかもしれません。
このように、次に何が起こるかを考えながら、冷静に市場を見守る姿勢が求められます。
