市場動向:ダウ、ナスダック、S&P500の終値とエヌビディアの株価
23日の米国株式市場概要
23日の米国株式市場は全体的に低調な動きとなりました。エヌビディアの決算発表から一夜明け、市場は景気過熱感と労働市場の回復を示唆する指標に反応し、ダウ、ナスダック、S&P500すべてが下落しました。
ダウ・ジョーンズ工業平均
ダウ・ジョーンズ工業平均は、30銘柄すべてが下落し、600ドル以上のマイナスで取引を終了しました。特にボーイングは、2024年通期のキャッシュフローがマイナスになる見通しを示したことで、7%以上の大幅下落となりました。
ナスダック総合指数
ナスダック総合指数も下落しましたが、前日に好決算を発表したエヌビディアが9%を超える大幅高となり、株価は初めて1000ドルの大台に乗りました。エヌビディアの時価総額は2兆5000億ドルを突破し、ドイツの上場企業の合計額を超えています。
S&P500
S&P500も下落し、セクター別ではほとんどのセクターがマイナスとなりました。
エヌビディアの株価と時価総額
エヌビディアの株価は、前日の好決算発表を受けて9%以上の大幅高となり、初めて1000ドルを突破しました。これにより、エヌビディアの時価総額は2兆5000億ドルを超え、世界の主要企業と肩を並べる規模となりました。
セクター別騰落率(23日)
23日のセクター別騰落率は以下の通りです:
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情報技術:+1.2%
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通信サービス:-0.8%
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消費財:-1.4%
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金融:-2.0%
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ヘルスケア:-0.6%
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エネルギー:-1.8%
情報技術セクターはエヌビディアの好調なパフォーマンスに支えられてプラスとなった一方、金融やエネルギーセクターは大きく下落しました。
為替の動向
ドル/円の推移については、ドルがやや強含みで推移し、日中の取引レンジは以下の通りです:
米国の景気指数が市場予想を上回ったことや、労働市場の回復を示す指標が発表されたことで、ドルは堅調に推移しました。
まとめ
23日の米国株式市場は、ダウ、ナスダック、S&P500すべてが下落しましたが、エヌビディアの株価は好決算を受けて大幅高となり、初めて1000ドルを突破しました。セクター別では情報技術セクターがプラスとなった一方で、金融やエネルギーセクターが大きく下落しました。為替市場では、ドルがやや強含みで推移し、ドル/円は145.50円で取引を終えました。