金融危機をチャンスに変えた投資家の物語
リーマンショックやコロナショックといった金融危機は、多くの投資家にとって試練の時。
しかし、そんな中でも資産を築いた個人投資家がいます。
その一人が、24万株氏。
彼はリーマンショック時に日本通信の株を大胆にも24万株購入し、見事に億り人の仲間入りを果たしました。
驚くべきことに、一時は資産が6000万円まで減少したものの、2024年7月現在では約2億5000万円にまで回復したというのです。
彼の成功ストーリーには、必ずや学ぶべき教訓が隠されています。
銘柄選定の基準と低PBRブーム
24万株氏の銘柄選定における一つの重要な基準は、PBR(株価純資産倍率)です。
彼は、1年前からの低PBRブームを受け、PBR0.6を意識した銘柄選びを行っています。
この基準によって、彼は相対的に割安な銘柄を見つけ、投資のチャンスを逃さないように努めているそうです。
また、彼は自社株買いを継続的に行っている企業を特に注目し、マネックス証券の「銘柄スカウター」を駆使してリサーチを行っています。
配当の伸びしろを重視する投資法
配当について、彼の考えは非常にユニークです。
高配当を追求するのではなく、配当の「伸びしろ」を重視しているのです。
具体的には、3年後や5年後の配当金がどうなるのか、そしてその背景には企業の成長意欲があるかどうかを注視します。
特に社長のインタビューや中期経営計画を確認することで、企業の将来性を見極めることを心掛けているそうです。
このように、冷静に数値を分析しつつ、企業の姿勢も考慮に入れることが彼の成功への鍵かもしれません。
社長の自社株保有も重要なチェックポイント
銘柄選定には社長の自社株保有の確認も欠かせません。
自社株を全く保有していない社長には疑念を抱くそうですが、具体的な保有株数に対しては柔軟な見方を持っています。
たとえば、1万株や10万株以上は重要だけれど、その数字一つで全てが決まるわけではない、というスタンスです。
このような視点が、彼をより慎重かつ戦略的な投資家に育てているのかもしれません。
逆境から学んだ投資の極意
24万株氏の経験からは、逆境の中こそ成長のチャンスがあることを教えられます。
金融危機や株価の変動があっても一貫して学び続け、冷静にマーケットを見極める力が彼の投資のスタイルに大きな影響を与えています。
これから投資を始めたい方や、現在投資中の方も、彼の銘柄選定の極意から多くのインスピレーションを受け取れることでしょう。
投資は単なるお金儲けではなく、知識や経験、そして勇気を積み重ねていくものなのです。