銘柄選定の極意と投資哲学
成功事例から学ぶ投資家の知恵
金融危機が何度も訪れる中、リーマンショックやコロナショックを乗り越え、資産を築いた個人投資家は少なくありません。
今回注目したのは、24万株さんという投資家。
彼はリーマンショック時の円高を見極め、日本通信の株を大規模に購入することで、億り人への道を開きました。
過去の困難を経て、約2億5000万という資産を手に入れた彼の経験は、多くの投資家にとって学びの宝庫です。
銘柄選定の基準とは？
24万株さんによると、彼の銘柄選定の基準は「高配当よりも配当の伸びる余地」を重視することです。
具体的には、低PBR（株式純資産倍率）を意識して、安心して投資できる銘柄をリサーチしています。
また、彼はマネックス証券の「銘柄スカウター」を活用して、自社株買いを行っている企業を調査することに注力しています。
この考え方は、短期的な利益を追求するのではなく、中長期的な成長を見込んだ投資アプローチに基づいています。
配当戦略の新たな視点
配当についても興味深い見解を持っています。
彼は、現在の配当利回りが高い銘柄を追いかけるのではなく、むしろ未来の配当の伸びしろに目を向けています。
3年後や5年後の配当の成長が期待できる企業を見極めるため、社長のインタビューや中期経営計画を参考にしつつ、企業のやる気を感じ取ることを重視しているのです。
これにより、確固たる基盤を持つ企業に投資することで、将来のリターンも期待できるというわけです。
社長の自社株保有の重要性
また、社長自身の自社株保有数も彼にとって重要な指標です。
0株の場合は「酷い」と感じ、一方で1万株や10万株保有している場合には、信頼感が増すとのことです。
社長が自社株を保有していることで、企業の将来に対する責任感や期待が伝わり、投資先としての魅力を高める要因になるのでしょう。
逆境を乗り越える投資術
24万株さんの考え方は、逆境を乗り越えて投資を続けるための力強い指針となります。
彼の成功は、ただの運ではなく、深い分析と計画的な投資判断に基づいています。
市場の変化に柔軟に対応し、長期的な視点で銘柄選定を行う姿勢は、多くの人に共感を呼ぶことでしょう。
成功するための秘訣は、焦らず確実に一歩一歩進むことであると言えるのです。
