3代続く個人投資家の教え - 高配当株の魅力
元消防士の驚異の資産形成
みなさん、株式投資に対するイメージはどうでしょうか?「難しそう」「儲からない」といった声が多い中、元消防士の方が株式投資で 8億円 を築いたというお話には驚かされます。
三重県に住むこの投資家は、49歳で早期退職し、株の配当金で生活費をまかなっているそうです!その配当金はなんと年間 2000万円超 。
彼が行っているのは、「買ったらほとんど売らない」という手間いらずの“ほったらかし投資術”。
これは新NISAの初心者にとっても、非常に参考になるスタイルですね。
株式投資に影響を与えた祖母の教え
彼が株を始めるきっかけとなったのは、祖母の影響です。
祖母は「現金より株」との信念を持ち、大型の高配当株を保有して、年金に加え、その配当金収入で生活していたとのこと。
彼は20歳から祖母と同居し、祖母の経験や教えを常に受けていたそうです。
特に祖母が戦前から続けてきた株式投資には、今でも想像を絶する価値があると感じているのです。
痛みを伴う反面教師 - 南満州鉄道の失敗
しかし、彼の祖母も大きな失敗を経験しています。
それが南満州鉄道(満鉄)の株への投資です。
当時、日本の国家予算の半分もの資本金を融資され、順調に成長していた満鉄。
しかし、第二次世界大戦の敗戦によって、状況は一変。
祖母は「絶対に儲かる」との言葉を信じて多額の資金をつぎ込んだものの、その株券は一瞬にして“ただの紙くず”に。
危険な投資の現実を彼の祖母は教えてくれましたが、同時にこの経験が彼にとっての貴重な教訓となったのです。
分散投資の重要性を実感
それでも、祖母は株式投資をやめることはありませんでした。
彼女は、鉄鋼株や繊維株などに分散投資していたため、最悪の事態を免れました。
このように、分散投資の重要性を彼の経験から学ぶことができるのです。
大企業が潰れることが少ないとはいえ、その可能性はゼロではない。
実際、彼の父も日本航空(JAL)の株を持っていて、経営破綻のダメージを受けた経験があります。
株式投資の世界は、本当に予測が難しいものですね。
未来を見据えた賢い投資
このような冒険と教訓の中で築いた投資家としての経験は、他の投資家にとっても大変参考になるでしょう。
「ほったらかしで年間2000万円入ってくる」方法は、一見簡単そうに思えますが、実は多くの経験と知識が詰まっています。
大企業が潰れることもある中で、やはり投資は慎重に行うべきです。
しかし、正しい知識と経験をもとに、賢く投資することで、確実に資産形成が可能であることも明らかです。
みなさんも自分に合った投資方法を見つけて、未来を見据えた一歩を踏み出してみませんか?