アメリカ インフレ再燃を警戒 株式市場は調整色を強めるか
ミシガン大学消費者信頼感指数の確定値
「速報値から1.7ポイント上方修正されたものの、前月から8ポイントほど悪化して69.1となりました。70を割れるのは去年12月以来、約5カ月ぶりです。この急低下の主な要因は、1年後の予想インフレ率が3.2%から3.3%に上昇したことです。消費者がインフレ再燃を警戒している様子が見られます。」
FRB高官の発言と金利見通し
「ウォラー理事は『今後中立金利が上昇する可能性がある』と述べており、これは利下げをしなくても実質利下げと同じような効果が出てくる可能性を示唆していると解釈できます。さらに、製造業PMI(購買担当者景気指数)が市場予想よりも強かったことも重なり、米国金利は上昇しました。」
PCEデフレーターの注目度
「インフレ再燃が懸念されると、株式市場は調整色を強めるおそれもあります。」