きょうの株は
半導体株の買い戻し
特に半導体株の買い戻しが入りそうだという見解を示しています。しかし、今週金曜日には日本で東京都区部の5月の物価、米国ではPCE(個人消費支出)デフレーターの発表を控えているため、日米の金融政策をめぐる警戒感から買い戻しは限定的になるのではないかと指摘しています。
EPSと日経平均
井出さんは、会社側の見通しがだいぶ慎重であることに触れ、日経平均は会社予想のEPS(1株当たり利益)に引っ張られて上値が重いと述べました。5~6%の増益に達するには、グローバルの景気が失速しないことが必要だと強調しています。
景気の見通し
特に米国は高金利が続きそうなため、景気のスローダウンやソフトランディングが問題ないとされていますが、市場が想定している以上に景気が悪くなると厳しい状況になるとも述べています。
日銀の金融政策
日銀が早期の追加利上げに踏み切り、急速な円高が進むと輸出企業を中心に業績下押し圧力になる可能性があると井出さんは指摘しました。しかし、こうしたリスクが顕在化しなければ、業績見通しが上方修正され、日経平均は4万円回復、年末~年明けにかけて4万円台定着が見込めるとのことです。