インフレへの懸念強まる
アメリカの5月のコンファレンス・ボード消費者信頼感指数が、低下予想に反して4カ月ぶりに上昇しました。この結果について、松本さんは次のようにコメントしています。
「特に経済の現状を表す指数が良好でした。これは米国の景気の底堅さを示しています。しかし、先行きの見通しは80を割れたままで、足元の経済状況は良好ですが、将来については懸念が残ります。長期金利が上昇したにも関わらず、エヌビディアを代表とするグロース株が上昇している点も注目すべきです。」
現在の金利上昇と市場の反応
松本さんは、金利上昇の背景についても触れています。
「現在の金利上昇は景気が良いからではなく、インフレが収まらないために起きています。この変化は将来の景気悪化につながる可能性があるため、幅広い産業が含まれるダウが弱い状況です。」
市場の注目点
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コンファレンス・ボード消費者信頼感指数の上昇:現状指数が上昇したことで、米国の景気の底堅さが示されています。
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先行き見通しの不安:先行き指数は依然として80割れが続いており、将来の経済に対する懸念が強まっています。
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グロース株の上昇:エヌビディアを代表とするグロース株が金利上昇にもかかわらず上昇している点が注目されています。
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ダウの弱さ:幅広い産業が含まれるダウは弱い動きが続いており、これは将来的な景気悪化の予兆とも取れます。
まとめ
今後の市場動向を見極めるためには、以下のポイントに注目することが重要です。
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消費者信頼感指数の動向:今後の消費者信頼感指数の推移を注視し、米国の景気動向を把握する。
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グロース株とダウの動向:グロース株とダウの動きに注目し、投資戦略を立てる。