後場の日経平均は19円高でスタート、三菱自や東京海上などが高い
概況
2024年7月9日、後場の日経平均株価は前日比19.13円高の41,599.30円でスタートしました。前引けの41,635.53円からやや上げ幅を縮小しましたが、堅調な展開を維持しています。
市場の背景
ランチタイム中の日経225先物は41,560円から41,660円のレンジで取引されており、下値の堅さが見られます。ドル・円相場は1ドル=161.40-50円と円安・ドル高水準を維持し、アジア市況では上海総合指数が小幅安で方向感が定まらず、0.4%ほど下落。一方で、香港ハンセン指数はプラス圏で0.3%ほど上昇しています。
注目セクターと銘柄
上昇セクター
これらのセクターが上昇率上位に位置しています。
下落セクター
- 機械
- 倉庫運輸関連
- 不動産業
これらのセクターが下落率上位となっています。
売買代金上位銘柄
上昇銘柄
- 三菱自動車 (7211): 490.8円 (+36.70円)
- 東京海上ホールディングス (8766): 6,523円 (+231円)
- MS&ADインシュアランスグループホールディングス (8725): 3,876円 (+106円)
- スズキ (7269): 1,897.5円 (+56.50円)
- リクルートホールディングス (6098): 9,368円 (+216円)
下落銘柄
- KOKUSAI (6525)
- 三菱重工業 (7011)
- TOWA (6315)
- レーザーテック (6920)
- コマツ (6301)
- 川崎重工業 (7012)
- ソシオネクスト (6526)
- メルカリ (4385)
- IHI (7013)
- 日立製作所 (6501)
後場の展望
高値警戒感
日経平均は短期的な高値警戒感が強まっており、上値追いには慎重な姿勢が見られます。特に、前場での堅調な動きが後場でも安心感をもたらしていますが、さらなる上昇には慎重な投資家も多いようです。
外部要因の影響
ドル・円相場の動向やアジア市況の影響も注視されています。特に、円安・ドル高の進行が輸出関連企業にプラスに働いているため、この動向が引き続き注目されます。
セクター別の動向
上昇セクターである保険業や精密機器に対する投資家の関心が高まっており、これらのセクターが日経平均の支えとなる可能性があります。一方で、機械や不動産セクターは引き続き警戒が必要です。
まとめ
後場の日経平均は前日比19.13円高でスタートし、短期的な高値警戒感が続いているものの、下値の堅さが確認されています。保険業や精密機器セクターが強さを見せており、三菱自動車や東京海上ホールディングスが注目銘柄として上昇しています。投資家は引き続き、為替動向やアジア市場の影響を注視しつつ、慎重な取引を続けることが求められます。